
サイトを作る場合、SEO対策はぜひ行うべきですが、あまりに検索で上位表示させることだけを考えていると、失敗する場合もあります。
では、SEO対策で悪い評価を受けないためのポイントを見ていきましょう。
SEOで失敗してしまう要因
コピーコンテンツを使っている
他のサイトにあるコンテンツを、自分の持っているサイトにコピーして使っている場合、上位に表示されにくくなるおそれがあります。
Googleが評価するのは、オリジナルのコンテンツというのが基本です。
そのため、似たような内容のコンテンツを上位表示したがりません。
他のサイトのコンテンツを参考にして記事を書く場合、言い回しなどを変更してから公開するべきです。
ただし、例外としてコピーコンテンツを使っているサイトが、元のサイトより上位に表示されてしまうことがあります。
その場合は、コピーサイトに削除要請を出すか、Googleに著作権侵害の申し立てを行う必要があります。
後者の場合、直接コンテンツの削除ではなく、インデックスの削除という形での対応となります。
質の悪いリンクを受けたまま放置している。
これは、中古のドメインを使っているサイトや、長く運用されているサイトに多いケースです。
被リンクが増えてきたが、知らない間に質の悪いサイトからもリンクされているというものです。
このような場合は、サイトに「Google Search Console」を設定し、被リンクの内容をチェックしていかなければなりません。
質の悪いリンクが張られたまま放置しておくと、順位の低下につながります。
また、Googleの手動対策の対象となるおそれもあるので、なるべく早くチェックするべきです。
質の悪いリンクが見付かったら、そのリンク先の管理人などに連絡して、リンクを外すようお願いしましょう。
ですが、連絡をしても相手が何もしてくれないということもあります。
そのような場合は、「リンク否認ツール」を使い、リンクを否認することができます。
これにより、そのリンクからの評価は無効になります。
同一ドメイン内でコンテンツが重複している
一つのサイトの中に同じようなコンテンツが存在していると、Googleからの評価を受けづらくなってしまいます。
そのような場合は、できるだけそれぞれの内容が独特のものになるようにしましょう。
ですが、サイトの構成上どうしても重複せざるをえないという場合もあるでしょう。
そのような場合は、片方のページをインデックスさせないようにすることで解決できます。
ページのhead内に、noindexタグを置いておけば、インデックスされなくなり、検索結果に表示されないようになります。
インデックスされていないページは評価の対象から外れるので、結果としてGoogleから悪い評価を受けなくなります。
タイトルが重複しているページがある
一つのサイト内で、タイトルが重複しているページがある場合、「タイトルを修正する」もしくは「コンテンツを統合する」といった方法で対応しましょう。
タイトルの重複については、「Google Search Console」の「HTMLの改善」という項目内に「タイトルタグの重複」というものがあり、対象となっているページのタイトル名をURLをチェックすることができます。
同じタイトルのページが複数あると、ランクインページが頻繁に入れ替わってしまうことがあり、順位が下がる要因となるので、見付けたらすぐに修正していきましょう。
リリース時にnoindexを外し忘れている
サイトを公開する際、テストページをインデックスさせないため、head内にnoindexタグを置いたままにしておくことがたまにありますが、そのままだとインデックスされません。
また、canonicalタグの設定が間違っている場合も、インデックスされなくなってしまうことがあります。
さらに、head内のみならず、robots.txtにnoindexやdisallowなどの記述が残されたままの場合も、気を付けなくてはなりません。
サイトを公開する前に、head内とrobots.txtの記述のチェックは必須といえます。
減点ポイントは限りなく0にしていきましょう。
これらのポイントは、そうと知らずに運用してしまっていることなどもありますが、一つ当てはまっただけでも評価に致命的なダメージを与えることがあります。
圏外に飛ばされたままになってしまうというおそれも十分にあります。
そのようなことになる前に、気付いたら即座に改善していきましょう。
そして、上で紹介したもの以外にも、SEOでやってはいけないことというのは多く存在します。
検索エンジンは、その制度を向上させるために日々進化を続けており、それに応じてやってはいけないことというのも増えていきます。
ですから、常に最新の情報を掴みつつ、上位表示させるための対策を講じていきましょう。